ウエディングが私に与えてくれるもの
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- 2022年5月31日
- 読了時間: 2分
更新日:2022年6月1日
結婚式は何のためにするものなのか。
そう聞かれたとき、
ウエディングプランナーの仕事をはじめたばかりの頃の私は
「新郎新婦様の誓いをゲストの方へ見てもらうため」
「人生の節目、けじめのため」
そんな風に話していたと思います。
けれど、この仕事を長年続けていくうちに
たくさんの奇跡の瞬間に立ち会う度に
「誓い」や「けじめ」は結婚式の持つ意味合いのほんの一部でしかないと思うようになりました。
新郎新婦様やゲストひとりひとり歩まれてきた人生があり
人生の中で出会えたご縁や絆は
その人だけの大切な宝物です。
誰しも必ず心の中に秘めているような
この日にしか伝えられない想いを伝えるために
結婚式をするのだと私は思っています。
例えば環境が変わり疎遠になってしまったご友人と
結婚式の日に思い出話がしたい、だとか
転職をきっかけに会うことがあまりなくなってしまったけど
とてもお世話になった恩師に感謝を伝えたい、だとか
上京して心配ばかりかけた親御様に立派な姿を見せたい、
だとか
新郎新婦様とお話していく上で
おふたりの人柄や人生観に触れ
どのような想いがあるのか
その想いを聞いて結婚式で伝える方法を一緒に考える。
そんな風に私のプランニングは変わっていきました。
それからの毎日は、ずっと結婚式のことばかり考えていましたが
ふたつとして同じものを創ることができない結婚式は
まるで一本の映画を観るような感覚で
結婚式の当日を迎える度に心が震え
楽しくて仕方のない日々でした。
毎日毎日大変な日々でしたが、仲間と深夜まで
結婚式創りをしていた日々をとても懐かしく想います。

トレンドのドレスで着飾らなくても
大切な人たちとの時間を今の自分らしく過ごしてほしい
飾ったりせずそのままの気持ちが
届くように
これからも
溢れる想いに寄り添っていきたいと思っています*.





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